NEKO-NOTE
ネコノート
DTPデザインとは
DTPとは
DTP、Desk Top Publishing(デスクトップパブリッシング)の略。日本語では卓上出版。印刷用のデータをPC上で作成し、輪転機やコピー機で印刷することを指す。
DTPデザインは、チラシ等の紙媒体や、布、プラスチック、金属製品などに、輪転機やコピー機で印刷するためのデザインのこと。
DTP用カラー
色を表現する方法は大きく2種類、「RGB」と「CMYK」。インクや用紙によって色の出方が違うので、ディスプレイ上の色となるべく差異がでないよう微調整が必要になるよ。
「CMYK」は、C=シアン、M=マゼンタ、Y=イエローの『色の三原色』と、K= キー・プレート(黒)の4種で成り立つ表現形式。
CMYは混ぜあわせると暗い色(黒に近い色)になり、『減法混色』と呼ばれるよ。
この「CMYK」は印刷会社のオフセットと呼ばれる印刷機で使用されるインクの4色となり、そのため一般的なDTPデザインでは「CMYK」の形式を使用してデザインデータを作っていく。
解像度と単位
DTPデザインで使用する画像の解像度は「350dpi」が必要と言われている。
※dpi(dots per inch)は画像の密度(1インチ幅にどれだけの点=ドットを表現するか)のこと。
DTPデザインでは、印刷機の特性上、画像の解像度は「350dpi」で、解像度が高く、きめ細かくデータ容量が大きいものを使用すると、綺麗でジューシーな印刷物ができあがる。
またmmやポイント、級などの単位を使用するよ。ポイントや級は文字の大きさを表すものなんだ。
レイアウトについて
DTPデザインは用紙の大きさがあらかじめ決められているので、その紙面に合わせたレイアウトを考えるんだ。
見る人にインパクトを与える写真やイラスト、文章などの配置を作っていくよ。
文字に強弱をつけたり、改行の位置に気を配ったり、細かなレイアウトも隠し味。
校正
DTPデザインは、印刷後にデザインの修正・変更をすることができない……。 デザインの修正・変更が必要な場合には再印刷となり、別途印刷コストが必要になってしまう。
そのためDTPデザインでは、データ入稿前の入念なチェックや校正が重要で、デザイン以上に慎重な作業が必要になる。全神経を集中……!
ファイル形式
PSD、AI、EPS、TIFF、PDFなどが代表的なメンバー。
・PSD
Photoshop独自の保存形式で、Photoshopで作成された全ての画像情報を保存可能。
・AI
Illustrator独自の保存形式。
・EPS
レイアウトソフトへの貼り込み用として使用するよ。
・TIFF
Mac、Windowsのどちらにも対応しており、レイアウトソフトへの貼り込みにも使用。
電子文書のためのフォーマットで、文字情報やレイアウト情報が保存可能だ。