NEKO-NOTE
ネコノート
FAXDMデザイン






FAXDM用カラー
FAX原稿は白黒オンリーで作るのが鉄則。
文字や背景、イラストなどの素材は、グレーやカラー、グラデーションなどの効果が入ったものを使わずに、白黒のみで明暗をつけていくよ。
原稿にカラーやグレーなどの中間色を使用すると、DM受信時にかすれて読みにくくなる。繊細だよ。
また、原稿のデータ量が大きくなることで、さまざまな事故が起こることも。
FAXがデータを受信できずにエラー(不達)となったり、出力するまでに時間がかかり、その間送り先様がFAXを使用できない、電話機兼用の場合、電話に出られないなどご迷惑をかけてしまいます……。難しいね。

レイアウト
たくさんのポイントがあるので要所だけ載せておくよ!
余白:上下2cm、左右1〜2cm程度の余白を設ける(読み易さが必要)
フォント:フォントサイズは最低でも10pt以上が必要
書体:フォントサイズが小さい箇所は、明朝体は細くてかすれやすいため、ゴシック体や太字を使用
線:線はできるだけ太くし、点線はできるだけ使用しない
イラスト:白黒のみで作成するのが鉄則
写真:写真はなるべく使わない方がいいが、使う場合はコントラストを強めてから使用
写真やカラーのイラストが重要な場合には、FAXDM以外の方法を選択する
デザイン
FAXDMのデザインは、「チラシ型」と「レター型」の2つのパターンに大別できる。
▶チラシ型デザイン
新聞折込みのチラシなどを意識した、広告色の強いデザイン。
何が強みで、何が売りなのかを明確に伝える、パワー系。
チラシ型デザインが向いているケース
- 価格面で強みがある商材
- 送り先にとってメリットがはっきりしている商材
- 飲食店の集客

チラシ型デザインで作る時の注意点
チラシ型は広告色を強く出しすぎると、目を通してもらえないので工夫が必要。
お洒落さや派手さではなく、テキストの量と質を充実させることが重要。強いだけじゃ伝わらないこともあるね。
また目立たせる意図から、黒背景で白文字を置く(いわゆる白抜き)レイアウトを希望されるパターンもある。
ただ、広告色を強く感じることにもなり、黒の部分が多くなると、その分インク(トナー)の消費量が多くなる。
FAXDMは送り先の用紙とインクを使用した広告手法なので「インクを大量に使われた!」というマイナスの感覚を持たれる可能性も!?
ヘッダーの見出しは、大きめのスペースを確保しフォントサイズなどを工夫し、デザインにおいても送り先に対する配慮が必要だね。
▶レター型デザイン
広告色の強いチラシ型とは異なり、まるで業務連絡のような文章中心の堅い雰囲気があり、一度は内容に目を通してもらいやすいデザイン。
目を通してもらい、そこから購入や問い合わせに導けるかどうかのコピーライティングが非常に重要。技が光るね。
レター型デザインが向いているケース
- セミナー集客
- 購入判断が簡単ではない高価格等の商材
- チラシ型で思うような反応がなかった

レター型デザインで作る時の注意点
文章が重要なレター型では、文章を読んで「購入したい!」「問い合わせしたい!」と思っていただくための、ライティングスキルが必要。
読み手を常に意識し(どのような環境で、どのような立場でなど)読み手の欲求(あれがしたい、こうだったら)や悩みをどう解決するのかを簡潔に提示し
その提示内容は信頼に値するのか、お客様の声や実績など信頼できる情報を含めることを意識してデザインするよ。